グルコサミンとプロテオグリカンを徹底比較！膝サプリにはどの成分がいいの？

膝に良い成分としてよく耳にするグルコサミンとプロテオグリカンですが、どのような成分なのかがあまりわかっていないといった人も多いのではないでしょうか？

膝の状態や目的によって最適な成分は異なるので、しっかり選んで購入していきたいですよね。

この記事では、膝に良い成分のグルコサミンとプロテオグリカン、それぞれの成分の違いや特徴、メリット、おすすめサプリまでを徹底比較します。

膝サプリの購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね！

そもそも膝サプリに使われる主要成分とは？

では、さっそく膝サプリに使われる主要成分について解説していきますが、その前にざっくり膝軟骨の成分についておさらいしておきましょう！

膝の健康維持に欠かせない「軟骨成分」とは

膝が痛んだり、なんか違和感を感じる理由は、膝の軟骨のすり減りが主な原因とされています。この軟骨のすり減りを防ぐために潤滑油として使われるのが、軟骨成分と呼ばれるものです。

膝軟骨の主成分としては、以下の2種類がベースで

それ以外にも、

グルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸も軟骨の構成成分として関わっています。

膝軟骨の成分の違い

膝軟骨成分のそれぞれの特徴について、以下で比較してみています。

成分名	主な特徴
プロテオグリカン	軟骨の保水性＆弾力性を支える／再生促進にも関与
非変性II型コラーゲン	軟骨成分を免疫から守る働きが特徴／熱処理なしの天然型
グルコサミン	軟骨の原料成分のひとつ／加齢とともに減少
コンドロイチン	軟骨に潤いを与える保水成分／グルコサミンとセットで使われることが多い
ヒアルロン酸	関節液にも含まれ潤滑油の役割／保水力が非常に高い

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グルコサミンとは？特徴と膝への働き

では、ここからはこの記事の本題でもある、膝に良いとされる成分のグルコサミンとプロテオグリカンの特徴を詳しく解説していきます。

まず、グルコサミンについてみていきましょう。

グルコサミンはどんな成分？

グルコサミンは、軟骨や関節の健康維持に関わる「アミノ糖」と呼ばれる成分の一種です。

体内ではプロテオグリカンやヒアルロン酸の材料となり、軟骨の弾力性や潤滑性を保つために欠かせない役割を担っています。しかし、加齢とともにグルコサミンの体内合成量は減少し、軟骨がすり減ったり、関節に違和感を覚える原因になることもあります。

サプリメントとして外から補うことで、軟骨の再生や修復をサポートし、膝の曲げ伸ばしや立ち上がり動作の負担軽減につながるとされています。特に、初期の膝のこわばりや軽い違和感を感じている人にとっては、日常的なケアの一環として役立ちます。

膝にどう働く？期待される作用メカニズム

グルコサミンが膝に作用するメカニズムは、大きく分けて「軟骨成分の合成促進」と「炎症抑制」の2つにあります。まず、関節軟骨は加齢や負荷によって摩耗しますが、グルコサミンはその修復に関わるプロテオグリカンやヒアルロン酸の材料となり、軟骨細胞の働きをサポートするとされています。

さらに、関節内で起こる慢性的な炎症が痛みの原因になることもありますが、グルコサミンにはこの炎症を緩和する働きがあることが報告されており、痛みや腫れの軽減にも期待が持たれています。

また、関節液の質を改善し、関節の滑らかな動きを助けることで、膝の動作時のゴリゴリ感や引っかかり感が軽減されるケースもあるのです。特に初期段階の関節トラブルでは、この「滑らかに保つ力」が快適な歩行を支える重要な要素になります。

参考： グルコサミンとは？ ｜キリングループ　協和発酵バイオの健康成分研究所
参考：グルコサミンを飲むなら知っておきたい！適切な摂取量

どんな人に向いている？おすすめタイプを紹介

グルコサミンは、膝や関節の違和感が気になり始めたばかりの人や、将来のために早めにケアしておきたい人に特に向いています。

たとえば、「朝起きたときに膝がこわばる」「階段の上り下りで違和感がある」といった軽度の不調を感じている段階で取り入れると、軟骨の修復や関節の滑らかな動きをサポートしやすくなります。

また、スポーツや立ち仕事で関節への負担が大きい人や、体重が増えて膝への圧が心配な人にとっても、日常的な関節ケアとして役立ちます。さらに、家族に膝のトラブル経験者が多い人や、年齢的にそろそろ予防を意識したい40代以降の人にもおすすめです。

関節がまだ深刻な状態ではないうちに補いはじめることで、将来の膝の健康を守る“先手の対策”として取り入れやすい成分です。

グルコサミンの効果について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。

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プロテオグリカンとは？特徴と膝への働き

次に、プロテオグリカンの成分の特徴と膝への働きについて詳しくみていきます！

プロテオグリカンの基本情報と成分構造

プロテオグリカンは、軟骨や皮膚、関節液などに存在する成分で、「糖タンパク質」の一種です。構造としては、タンパク質に複数のグルコサミノグリカンが結合しており、この糖鎖部分が水分をしっかりと抱え込むことで、軟骨に弾力と潤いを与えます。

コンドロイチンやヒアルロン酸もこのグルコサミノグリカンの仲間ですが、プロテオグリカンはそれらを束ねる“土台”のような存在で、関節の構造維持に重要な役割を果たしています。従来は抽出が難しい成分でしたが、近年はサケの鼻軟骨から効率的に抽出する技術が確立され、サプリメントとしても広く利用されるようになりました。

保水性だけでなく、軟骨細胞の増殖や炎症抑制にも関与することがわかっており、注目度が年々高まっている成分です。

軟骨の再生・保水力をサポートする働きとは？

プロテオグリカンの最大の特徴は、その高い保水力と軟骨再生への関与にあります。関節の軟骨は、骨同士の衝撃を吸収するクッションの役割を果たしていますが、年齢や負荷によって摩耗しやすく、乾燥や弾力低下によって膝の痛みや動かしにくさが生じることがあります。

プロテオグリカンは、自らが持つ強力な水分保持機能によって軟骨に潤いを与えると同時に、軟骨細胞の増殖やヒアルロン酸の産生をサポートすることが報告されています。

さらに、関節内での炎症反応を抑える作用もあるため、痛みの緩和や違和感の軽減にもつながります。グルコサミンやコンドロイチンと比べても、再生系のアプローチに強い成分であり、既存のケアでは物足りなかった人にとっては新たな選択肢となる可能性があります。

参考：プロテオグリカンとは？働きや補給方法も解説 | ヘルスケア | FANCL CLIP ・美容と健康の旬な情報をお届け♪
参考：プロテオグリカン | 成分情報 | わかさの秘密

こんな人におすすめ！プロテオグリカンが合うタイプ

プロテオグリカンは、膝の違和感が「進行してきた」と感じる人や、「今までのサプリでは物足りなかった」という人に特に向いています。

たとえば、

など、関節の柔軟性や弾力の低下を感じる中高年層におすすめです。

また、関節に慢性的な炎症や乾燥感を抱えている人にとっても、プロテオグリカンの保水力と抗炎症作用は強い味方になります。さらに、膝だけでなく「肩や腰にも負担を感じやすい」「全身的に関節が弱くなってきた」と感じる人にとっては、日常的なコンディション維持の一環として活用できます。

即効性を求めるよりも、“じっくり軟骨を育てる”感覚で継続するのがおすすめです。再生型のアプローチを取り入れたい人にぴったりの成分です。

グルコサミンとプロテオグリカンを5項目で比較！

比較項目	グルコサミン	プロテオグリカン
主な働き	軟骨成分の維持	軟骨の修復＋保水性
飲みやすさ（続けやすさ）	粒が大きめで量も多めの傾向あり	少量でもOKな商品が多く、飲みやすい
一緒に摂ると効果的な成分	コンドロイチン・ヒアルロン酸など	非変性II型コラーゲン・ヒアルロン酸など
値段相場	比較的安い	やや高価な傾向
向いてる人	膝対策・予防向け	膝の動きや違和感のサポート向け

① 主な作用の違い｜「守る」vs「再生する」

グルコサミンとプロテオグリカンは、どちらも軟骨をサポートする成分ですが、その働きには明確な違いがあります。

グルコサミンは、主に軟骨の“材料”として機能し、すり減りを防ぐ「守る」のが主な役割です。

一方、プロテオグリカンは軟骨細胞の増殖やヒアルロン酸の産生を促し、ダメージを「再生する」働きに優れています。つまり、予防重視ならグルコサミン、修復ケアを重視するならプロテオグリカンというように、目的に応じて選ぶことが重要です。

② 飲みやすさ（続けやすさ）

グルコサミンとプロテオグリカンでは、サプリメントの摂取量も少し相場が異なる傾向にあります。

グルコサミンはサプリで有名なDHCなどでは、1日6粒が摂取目安とされており、グルコサミンサプリで人気のひざ楽も1日の摂取目安はタブレット3粒です。

それに対し、プロテオグリカンは人気の「あゆみの宝」や「パーフェクトPG」などは、1日1粒が摂取目安とされています。

1日の摂取量が少なければ、継続もしやすく、サプリメントとしての効果も発揮しやすくなります。

③一緒に摂ると効果的な成分

最初の方で説明した通り、膝の軟骨や関節はたくさんの成分から成り立っています。なので、ただグルコサミンやプロテオグリカンだけを摂取しても、そこまで効果は期待できないのが正直なところです。

グルコサミンは、ヒアルロン酸やコンドロイチンを一緒に摂ると良いとされており、サプリメントでも一緒に配合されているものもあります。

プロテオグリカンは、ヒアルロン酸に加え、軟骨成分の主要成分でもある非変性II型コラーゲンと一緒に摂ると良いとされているので、それらが含まれているサプリメントを飲み続けると、効果が現れやすく感じるかもしれません。

④価格帯・コスパの比較

グルコサミンサプリは、安いサプリであれば1ヶ月分で800円台の商品もあり、比較的安価で手に入ります。

それに対し、プロテオグリカンは1ヶ月分では最安でも3000円台〜の商品が多く、グルコサミンに比べても高い商品が多い印象です。

価格が安ければ続けやすさはありますが、効果が心配になるところですよね。成分の含有量や口コミなどを確認しつつ、比較していきましょう！

成分の含有量や口コミを見てみる
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⑤ 私はどっちの成分が向いてる？

グルコサミンとプロテオグリカンは、膝へのアプローチも異なります。

グルコサミンは、どちらかというと膝対策・予防向けでこれから20年後もしっかり自分の足で歩きたい人に良い成分で、プロテオグリカンは実際に今膝の曲げ伸ばしに違和感があったり、階段の上り下りがツラい…と感じている人に向いている成分です。

自分の今の膝の状態と照らし合わせて、サプリを選んでいきましょう！

あなたに合った膝サプリの選び方

ここからは、膝サプリの選び方について紹介していきます。

自分に合ったサプリを選んで、健康的な膝を維持していきましょう！

成分だけでなく含有量も確認する

サプリによっては、成分の含有量の差がかなり大きい場合もあります。

多ければ良いというわけではないですが、少なければそれだけ効果も薄くなることにつながるので、適切な成分量のものを選ぶようにしましょう。

グルコサミンの適切な摂取量としては、1日あたり1500mg、プロテオグリカンが10mg程度とされており、これ以上の量を摂取しても、より高い効果は期待できないとされています。

飲みやすさ・続けやすさ

飲みやすさや続けやすさも大切で、1日の摂取量やサプリの形状（カプセル、タブレット、粉状、顆粒、ゼリーなど）を見て、自分が続けやすい形状のものを選んでください。

続けやすさはサプリの臭いや価格なども大切です。グルコサミン・プロテオグリカン共に、甲殻類や魚の成分が素となっているので、生臭さや独特の臭いを感じるといった声も多く、臭いがダメで続けられなかった人もいます。

また、数ヶ月継続して飲む場合は、価格も大切です。1ヶ月分で1万円近くするサプリなども多く、それでは少し続けるのは難しいと感じる人も多いでしょう。少しでも続けやすいように、5,000円以下のサプリを選ぶようにすると続けやすいです。

グルコサミン・プロテオグリカンのおすすめサプリ！

まとめ

膝の違和感に悩む方にとって、サプリの成分選びはとても重要です。

「グルコサミン」は、比較的コスパがよく、長期的に軟骨の健康を支えたい人にぴったりの成分です。特に将来の膝や歩行の不安に備えたい方に向いています。

一方で、「プロテオグリカン」は保水力や軟骨の再生をサポートする働きがあり、すでに膝に違和感や不調を感じている人におすすめです。修復系のアプローチを求める方には特に心強い成分なので安心して続けることができるでしょう。

あなたの膝の状態や生活スタイルに合わせて、ぴったりのサプリを見つけてみてくださいね。