親が施設に入ったので、住んでいた家が空き家になってしまっている状況は、今全国で増え続けています。処理や手続きが面倒なので、いったんそのまま放置してしまっているのが主な理由となっています。
親の施設入居がきまったけど…住んでいた家はどうしたら良いかな?
しかしながら、空き家を長期間持ち続けることによるデメリットは意外と多いので注意が必要です。
- もうすぐ親の施設入居が決まった人
- 空き家を長期間持ち続けてしまっている人
- 親の住んでいた家をどうすればいいかわからない人
この記事では、施設に入ってしまった親の家はどうすれば良いのか詳しく解説していきます。現在、親の施設入居が決まった方や施設入居済みで空き家になってしまっている方の参考になれば幸いです。
施設に入った親の家はどうするのが最善?
最近施設に入った親が住んでいた家。子どもであるあなたにとっても、たくさんの思い出がある実家なのでそのまま置いておきたいと考えも強いのではないでしょうか。
しかし、家を持っていることによって毎年多額の維持費がかかってきます。
- 固定資産税
- 修繕費
- 保険料
など、どれだけ安くでも20万円〜30万円ほどは支払う必要があるのです。
多額のお金だけかかってしまう家主のいなくなった親の家はどうすれば良いのでしょうか?
売却などで手放す
まずひとつ目の方法としては、売却して手放すといった方法があります。
売却してしまうことにより、税金などの維持費がかかることもなくなり、高額買取してくれる不動産会社を見つけられれば、手元にまとまったお金も手に入るので施設への支払いに当てることもできます。
また、後々トラブルになりがちな相続についても、不動産よりも分割が楽になるので、相続対策としても良いでしょう。
賃貸に出して活用する
ふたつ目の方法としては、住んでいた家を賃貸に出して活用することです。
なんだか手放すのはもったいないし、思っていたよりも売却価格が低いといった時は、賃貸も考えてみてください。最近では以下の理由で戸建ての賃貸が人気が高まっています。
💡 マンションの賃貸よりも安く住める
💡 間取りが広い物件も多くファミリー層に人気
💡 リモートワーク化が進んで部屋が複数必要
リモートワーカーが増えたことにより、都心などのマンションに住まいを借りなくても、地方都市など、安い戸建てに住んで仕事をする人が増えたといった背景があります。
しかし、賃貸に出すといっても不動産オーナーなんかしたことがないからあまり気が進まないし、本当に収益化できるの…?といった不安もあるでしょう。
そんな時に、オススメなのが
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神奈川県の戸建て賃貸実績であれば、
間取り:3LDK
月額賃料:280,000円
で決まった事例もあります。
売却と賃貸活用で悩んでいる方は、ぜひ下記のボタンからまずは管理会社を探してみてくださいね!
相続して近親者が住む
3つ目の方法としては、相続して近親者が住むことです。
売却も賃貸もあまり考えていないということであれば、近親者が相続して住むのが良いでしょう。
しかし、親の家を相続するには、名義変更が必要になるので注意が必要です。施設に入ってしまった親の意思能力によって、相続できるかどうかは決まってきます。
認知症などの症状が進み、意思能力がないと判断されると、不動産の名義変更は不可となり贈与などの契約が結べなくなってしまいます。
まだ軽度の症状であれば、相続も可能なので意思能力のある早い段階で、名義変更は進めておくと安心です。今年の4月には、相続登記の義務化がスタートしたので、名義変更登記も必要になります。
不動産調査や登記書の作成は、手続きが複雑で必要書類なども集めるのが大変です。
名義変更の相談や手続きの代理を依頼したい方は、「イーライフ相続登記」を利用してみてください。複雑な不動産の名義変更を代わりにサクッと終わらせてくれます♪
親の家を担保にお金を借りる
施設に入った親の家は、担保に活用してお金を借りるといった手段もオススメです。
資産価値の高い家に住んでいる場合は、不動産担保ローンとして活用してみてください。不動産担保ローンであれば、名義が本人以外の家族名義でも借りれる場合があります。
返済保証として、家を金融機関に差し出す仕組みで借入額としては、無担保ローンの借入よりも、高額な借入ができるといったメリットがあります。
空き家になってしまった家を担保に借入を考えている方は、以下の「セゾンの担保ローン」を利用してみてください。
親の住んでいた家を手放すなら売却一択!
親の住んでいた家を手放すなら、売却が1番オススメです。
現在親が施設に入ってから少し期間が経ってしまっている場合は、早めに売却の意志を決めるようにしましょう。
なぜかというと、居住用財産を売却した場合、3,000万円の特別控除の特例が適用できるからです。
老人ホームなどへの入居者も適用対象となっており、介護認定を受けていて施設への入所直前までその家で住んでいた、又は物品などの保管に使われていたことを条件に、控除が適用可能なのです。
売却のメリット
親の家を売却するメリットは、以下の主に3つです。
特に固定資産税は誰も住んでいない空き家でも、支払い義務が発生してしまうので、売却することでお得になります。
売却する際の注意点
メリットも多い売却ですが、以下点には注意も必要です。
このように、手間やコストがかかる場合もあるので、売却は慎重に行うようにしましょう。
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売却一括査定サービスのズバット不動産売却は最新の不動産売却事例や各地域の最新相場を知ることができ、それに加えて親の家の査定価格を知ることができます。
まず、売却を検討する時は必ず複数社見積もりを取ることが大切です。
1社2社だけで見積もりを取って決めてしまうと、相場よりも低くなってしまったり、思ったより安く売却してしまったといったこともあり得ます。
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査定対象は、日本全国の戸建とマンション、土地と幅広く取り扱っており、今住んでいる地域でなくても親の家を査定できるのは魅力的な点でもあります。
不動産比較サービスを20年以上に渡って運営しており、累計利用者数は1,800万人以上と多くの利用実績があり、安心安全に使えるのも嬉しいところです。
自分に合っている手放し方を見つけよう
長年住んできた大切な家。そんな大切な家を手放す時は、家族と話し合って自分に合っている手放し方を見つけてみてください。
所有者である親とも話し合って決める
所有者である親と話し合って決めるのがとても大切です。
危篤状態になってしまった場合や認知症が進んで会話がままならない場合は別ですが、それ以外で意思がハッキリしている状況であれば、しっかりと所有者である親と話し合って家の手放し方を決めましょう。
今は施設に入っているけど、数年後に退所になった時などにはまた新たに住む場所を探す必要があるので、そういったことも踏まえて話し合いを進めるようにしましょう。
売却のタイミングを見極める
手放すことを固めたら、売却のタイミングを見極めましょう。
住宅ローンの金利や不動産の価格変動なども確認し、どのタイミングで売却するのが良いか不動産屋と話し合うのをオススメします。
空き家期間が長いと、資産価値が下がってしまうため、施設への入居が決まった時点で家の売却や活用などについて決め始めるとスムーズに進むでしょう。
まとめ
この記事では、施設に入った親の家をそうすればいいか、4つの手段にわけて解説してきました。
空き家になってしまった家は、税金や維持費などの固定費もかかり、誰も住んでいない家で無駄な費用が発生してしまいます。
今後のことを見据えて、家族としっかり話し合い、売却や賃貸活用などを決めるようにしましょう。