住み慣れた家での老後の生活はリスクがいっぱい?今の住まいをどうするべき?

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住み慣れた家で老後を過ごしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、現実では相続対策などで元気なうちに売却を検討して、住み慣れた家を泣く泣く売り払ってしまうことも少なくありません。

この記事がおすすめの人
  • 住み慣れた家で老後を過ごしたい人
  • 住み慣れた家で老後を楽しみたいけど、相続対策も進めておきたい人

この記事では、住み慣れた家に住み続けながら老後の人生を過ごす方法はないのか?といった疑問に答えていきます。

住み慣れた家で暮らすおすすめの方法もあるので、ぜひ読み進めてみてくださいね。

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目次

老後は住み慣れた家で過ごすのがいいの?

老後は、住み慣れた家でずっと暮らしていきたいと考えている人も多いと思います。しかし、若い時に建てた家は老後ずっと暮らしていくにはリスクになる可能性も高いです。

ここでは、老後を住み慣れた家で過ごす理由や気を付けたいことをまとめています。

安心して暮らすには住み慣れた環境が良い

老後も住み慣れた家で住み続けることは、環境を変えないことにもつながるので、落ち着いて安心して暮らせるといったメリットがあります。

近隣住民や周辺の環境などをすべて変えて、新しい土地で暮らすのにはストレスもたまります。また、新たに家を探すとなると、手間や時間、費用もかかり、いっぱいいっぱいになってしまうこともあるでしょう。

そういったストレスを受けないためにも、老後は住み慣れた家で過ごしたいと考える人が多いのです。

若いころ住んでた家ではリスクもある

住み慣れた環境は、落とし穴もあります。

数十年前、家を買った頃は体も元気で自由の利く健康体だったと思います。しかし、年を重ねるにつれて、体もうまく動かせなかったり、今までよりも移動が面倒に感じることも多いのが現実です。

そうなったときに、今まで住んでいた慣れ親しんだ家で過ごすのは、リスクをともないます。高齢者の入院では、住み慣れた家での転倒が原因のことも多くなってきており、打ちどころが悪ければ、骨折、または命にかかわる場合も少なくないのです。

消費者庁では、住み慣れた家での転倒事故による発生場所などを記載し、注意喚起を行っています。転倒事故の大きさによっては、深刻な状況を引き起こすことが分かったとされており、日々の生活では注意が必要です。
※「10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-」(消費者庁

リフォームが大切

前述したように、住み慣れた家ではメリットもリスクもあります。

住み慣れた家は、日々の生活に安心をもたらせてくれて、暮らしを豊かにしてくれます。そのため、リスクは工夫をして回避することが大切です。

転倒事故の防止には、家のリフォームをおすすめします。先ほどの消費者庁の注意喚起にも記載がありますが、転倒がよく起きる場所は、決まっています。

  • 浴室・脱衣所(滑る)
  • 階段(ぐらつく)
  • 玄関・勝手口(引っかかる、つまずく)
  • 庭・駐車場(つまずく)

これらの場所だけでもリフォームを先にしておくことでも、快適な生活ができるでしょう。

しかし、リフォームをするにも経済的に厳しい…という方も多いです。

そんな時におすすめしたいのが、リースバックというシステムです。リースバックは、住み慣れた家で住み続けながら家を売却でき、まとまった資金を手に入れられるといった構造になっています。

今の住み慣れた家で住み続けたいけど、将来のリフォーム費用を捻出できない人は、ぜひリースバックを活用してみてください。

住み替えも視野に入れる

年を重ねてからの住み替えは、引っ越し作業や環境の変化などストレスもたまりますが、今では心機一転別の場所に移住するといった人も多いです。

慣れ親しんだ場所を離れるのは寂しいですが、憧れの地域や住んでみたかった気候の良い地域などで家を見つけて住み替えをするのも楽しいでしょう。

住み替えであれば、もともとバリアフリーが施されている家を探して購入したり、賃貸で住むのがおすすめです。元の家を高額売却できれば、新しい家も比較的レベルの高いところを探せるので、高額買取をしている不動産会社に相談をしてみてくださいね。

住み続ける場合どんなリフォームが必要?

老後に今の家に住み続けるとなると、リフォームが必要だと話してきました。では、実際にどのようなリフォームが必要なのかきになりますよね。

ここでは、住み慣れた家に住み続けるためのリフォームについて紹介していきます。

段差をなくす

急な段差は、一番転倒しやすいポイントです。

  • 玄関
  • お風呂から脱衣所への段差
  • 部屋から部屋へ移動するときの小さな段差

これらのリフォームをまずは考えましょう。玄関は、外からの砂ぼこりの侵入を防ぐため、急な段差がついている場合が多いです。この場合、スロープを付けたり、階段を増やしたりして急な段差をなくすことが大切です。

古い家であればお風呂の入り口に段差があることが多いです。そのため、浴室の床を上げるかすのこを引くなどして対処する必要があります。

また、部屋から部屋へ移動する際に急に表れる小さな段差も、住み慣れた家で生活していくには命取りになります。いつも気にしない程度の段差につまずくことも多くなるので、部屋の敷居をなくして段差をなくすリフォームなどが必要になってくるでしょう。

浴室やトイレなどには手すりや滑り止めが必要

生活している中で転倒が多い場所として挙げられるのが、浴室やトイレです。

浴室で滑って転倒してしまうことが一番多いですが、浴室やトイレは水回りで冬場は寒く、体が縮こまって動かしにくいなどの理由もあります。

なので、浴室やトイレは手すりや滑り止めのリフォームが必須になるでしょう。

生活導線を考えたリフォームも大切

老後、住み慣れた家で快適に生活していくなら、生活導線を考えたリフォームもとても重要です。

たとえば、

事例①

毎日の洗濯物は1階で洗濯機を回して、2階のベランダで干す。
ベランダは段差もあるので、膝くらいまで足を上げて乗り越えないといけない。

事例②

寝室は2階でリビングは1階。
眠い時に急な階段を上り下りすることになる。

などがあります。

こういった今までは平気だった生活導線も、これから過ごしていくにはどんどん難しくなっていきます。転倒が起きないうちに、リフォームを進めておきましょう。

老後住み慣れた家で過ごしたいならリースバックがおすすめ!

老後は住み慣れた家で過ごしたいと考えている人におすすめしたいサービスが、リースバックと呼ばれるサービスです。

聞いたことはあるけど…
実際リースバックってどういう仕組みなの?

とあまり分かっていない方も多いのではないでしょうか。ここからは、よくわからないリースバックの仕組みやメリットデメリットについて紹介していきます。

リースバックとは?

リースバックは、簡単に説明すると

家を不動産会社や買主に売却して、売却資金を得る
その後は、その家を買い取ってくれた買主に家賃を支払いながら今の住み続ける

といったシステムです。

一般的な家の売却との違いは、所有者が買主側に変わるときに、買主と一緒に家賃設定をして、その後も同じ家に住み続けられることです。

また、買戻しのシステムを採用している会社もあり、数年後また購入資金を貯めて家を買い戻すといったこともできます。

リースバックのメリットデメリット

リースバックのシステムには、メリットもデメリットも存在します。

デメリット
メリット
  • リースバック後は家賃が発生する
  • 家の所有権がなくなる
  • 買戻し時に高額になることもある
  • 売却価格が安くなる時もある
  • 賃貸の契約期間がある場合もある
  • まとまった現金が必要な時に有効
  • 売却後も済み続けることができる
  • 将来的に買戻しが可能
  • ローンの完済におすすめ
  • 売却は周囲にバレない

このように、デメリットもメリットもあるので、リースバックをする際はよく検討するようにしてください。リースバック会社を複数社検討して、利用を決めるのが良いでしょう。

リースバックがなぜおすすめなの?

これまで解説してきたように、リースバックは同じ家に住み続けたい方の希望に特化したサービスで、売却などとは違う一面があることがわかりました。

そのうえで、リースバックがなぜおすすめなのかを解説していきます。

資金の捻出

今の家を移動するとなると、引っ越し作業やこれまで何十年も住んできた家の家財の整理、新しい家の契約など、やることがいっぱいで労力も時間も、費用も掛かります。

そんなストレスをなくすために誕生したのがリースバックなのです。同じ家に住み続けて、経済的なゆとりをもたらしてくれるので、老後の医療費や冠婚葬祭などの急な出費のためにも貯蓄を潤しておくのは大切でしょう。

相続対策

リースバックは、相続対策としてもおすすめのサービスです。まだ売却を考えるほどではないけど、今後のもしものために相続対策をしておくことで、安心して生活ができます。

不動産の相続はトラブルも起きやすく、現金化をしておいた方が安心です。まだまだ今の家には住み続けたいけど、相続対策として家を現金化しておきたいと考えている方にお勧めのサービスです。

まとめ

この記事では、住み慣れた家で老後を過ごす方法について紹介してきました。何十年も住んだ大切な家。死ぬまで同じ家で住みたいと考える人も少なくありません。

相続対策、まとまった資金が必要、将来のために資金を増やしておきたいといった方は、リースバックでの売却も考えてみてくださいね。

きっと、生活にもゆとりができて今より楽しい生活ができるでしょう♪

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この記事を書いた人

福岡出身の二児の母。これまで不動産メディアで3000万円規模の売却リードを複数獲得。現在は複数のクライアントを抱えながら、WEBメディア「えんがわ」の制作も担当。

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