シニア向け分譲マンションは後悔だらけ…?後悔せず老後にマンションを買う方法

シニア向けマンション

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シニア向け分譲マンションなんて買うんじゃなかった…

シニア向け分譲マンションの購入は、老後の生活を豊かにする一方で、このような後悔の声も少なくありません。

「最悪売ればいい」という人もいますが、シニア向けマンションは売りにくいのが不動産業界の常識です。だからこそ、シニア向けマンションの購入は慎重になる必要があります。

この記事がおすすめの人
  • 老後を見据えて住み替えを検討している人
  • シニア向け分譲マンションの購入を考えている人
  • シニア向け分譲マンションを購入したいが資金がない人

そこで本記事では、シニア向け分譲マンションの基本情報から、実際に購入して後悔した人のリアルな体験談などを紹介します。

また、シニア向けマンションが一般的なマンションよりも優れているポイントや、老後の住まい選びで後悔しないためのポイントも解説するので、参考にしてください。

  • 最高価格で自宅を売却したい
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目次

シニア向け分譲マンションとは?

シニアマンション

シニア向け分譲マンションとは、基本的に自立した生活が可能な60歳以上の人を対象としたマンションで、介護が不要なシニア向けの住宅として設計されています。

快適で安全な生活を提供するための工夫が随所に施されており、老後の生活を支えるためのサービスや施設が充実しているのが特徴です。以下、具体的な特徴を3つに絞って解説します。

基本的にバリアフリー設計になっている

シニア向け分譲マンションの多くは、バリアフリー設計が基本となっています。

玄関や廊下、トイレ、浴室などの各所に段差をなくし、車椅子や歩行器を使う方でも安心して利用できるよう配慮されているのです。

  • 手すりの設置
  • 広めのドア
  • 滑りにくい床材の使用

など、高齢者でも安全に暮らせるための設計が施されているので、老後も安心して生活できます。

サポートサービスのあるマンションが多い

シニア向け分譲マンションには、トイレや浴室などに通報装置が設置されていることが多く、緊急時には24時間体制で駆けつけることのできるサポートサービスが提供されています。

これにより、万が一の事態にも迅速に対応できるため、安心して生活を送ることが可能です。

さらに、健康管理や生活相談などのサポートサービスも充実しており、日常生活の不安を軽減してくれます。

娯楽施設が充実しているところも多い

高所得者向けのシニア向けマンションでは、

  • 温泉
  • プール
  • カラオケ
  • 図書館

などの娯楽施設が充実している場合が多いです。

これらの施設を利用することで、楽しい老後生活を送ることができ、日常生活にさまざまな楽しみ・生きがいを見出すことができます。

趣味や新しいことに挑戦する場としても活用できるので、アクティブな老後生活を送りたい方には特におすすめの環境です。

シニア向け分譲マンションを購入で後悔した人の声

魅力が満載のシニア向け分譲マンションですが、中には購入して後悔した人もいます。

そこでここでは、シニア向け分譲マンションを購入した人の体験談を2名分紹介します。

体験談①(Yさん:60代男性)

分譲マンションの間取りは、1LDKで購入価格は3500万円。

快適なシニアライフを求めてシニア向け分譲マンションを購入しました。

持ち家を売却し、老後の資金を使って手に入れたこのマンションには、

  • 三食提供のレストラン
  • 温泉施設
  • 24時間の医療サービス


など、魅力的なサービスがいっぱいでした。

誤算だったのは、入居してすぐ、転倒により大怪我をしたことです。退院後はリハビリが必要となり、自由に動けない生活が続きました。せっかく高い費用を払って入居したのに、レストランも温泉も自由に行けません。

部屋にこもりがちな生活が続いたことで、精神的にも大きな影響を受けました。

家族と話して、「有料老人ホームへ入居し、シニア向け分譲マンションは売ろう」という話になりましたが、そう簡単にはいかず。

シニア向け分譲マンションは特定の年齢層を対象としているので、売却のハードルが高いんです。購入価格の半値近くにまで値下げしていますが、まだ売れず、管理費や固定資産税の支払いが続いています。

シニア向け分譲マンションは、介護付きの老人ホームなどとは違い、自立した生活を前提としたサービスが基本です。

そのため、介護が必要な場合は追加料金がかかります。介護度が高くなると、どうしても住み続けるのが難しくなります。

だからこそ、シニア向け分譲マンションを選ぶ際は、将来的な健康を見据えて購入を検討することが大切です。

体験談②(60代女性)

数年前、仕事が原因で私はうつ病になりました。それで、療養もかねて夫と関東近郊のシニア向け分譲マンションに住み替えることにしたんです。

入居時の費用は、実家を売却して得た資金で賄ったため、大きな負担はなかったのですが、その後予想もしなかったトラブルが次々と起きました。

まず、マンションの管理費が年々値上がりし、最初の見積もりよりも高額になっていったのです。施設利用費も同様に上がり、当初の予算を超えてしまいました。そのため、家計の見直しを迫られ、思い通りの生活ができなくなってしまったんです。

さらに、共用スペースの利用を巡って住民同士でトラブルが起きたりなど、ストレスも増えていきました。そんな状況ですから、健康状態が改善するはずもなく、経済的にも精神的にも辛い状況が続いています。

住み替えは思わぬ方向に進むこともあるので、予想外の事態にも対応できる柔軟な計画を立てておくことが重要です。

まず、管理費や施設利用費が将来的に値上がりする可能性を考慮し、予算に余裕を持たせておきましょう。

また、住民同士のトラブルが発生することもあるため、コミュニティの雰囲気やルールを事前に確認することも重要です。

シニア向け分譲マンションの購入で後悔しないための3つのポイント

シニア鍵

シニア向け分譲マンションを購入する上で、後悔しないためには何に配慮すべきなのか、3つのポイントを紹介します。

複数箇所内見をして決める

シニア向け分譲マンションを選ぶ際は、複数の物件を内見し、比較することが重要です。

物件の立地、設備、環境などを自分の目で確認し、自分のライフスタイルやニーズに合った物件を選びましょう。

予算や資金プランをしっかりと立てる

入居時にかかる費用は数百万円から数千万円と非常に高額です。シニア向けの分譲マンション購入の際には、予算のイメージや資金プランをしっかりと立てるようにしましょう。

預貯金だけで購入費用、維持費が足りない場合は、資金調達をする必要があるでしょう。資金調達の方法としては、以下の手段を取ります。

  • 子ども達や親族からの援助
  • 現在住んでいる家の売却

まとまった資金を手に入れるのであれば、今住んでいる家を売却して、新しく分譲マンション購入の資金を手に入れるのが最善でしょう。

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各施設の契約内容や制約を確認する

シニア向け分譲マンションは、一般的な分譲マンションと同様に個人の資産として他人への譲渡や相続が可能です。

一方、シニア向け分譲マンションと似ている住宅型老人ホームでは終身利用権方式」が多く、入居者本人しか利用できず、相続などもできません。

契約内容や制約をしっかり確認し、サ高住など他の似た施設とも比較した上で、自分に合った選択をすることが重要です。

シニア向けマンションは一般マンションよりおすすめ?

シニアカラオケ

最後に、シニア向けマンションは一般的なマンションよりもおすすめと言えるのか、最終的な結論をお伝えします。

マンション内に楽しめる施設が複数ある

シニア向けマンションは、居住者が楽しめる多様な施設が揃っていることが魅力です。

例えば、大阪府守口市にあるサンミット大日では、カラオケシアタールームや卓球ルーム、ホビールーム(麻雀、囲碁、将棋)などが完備されています。

中でも、人工の温泉大浴場は、日常的に旅行気分を味わえる贅沢な環境となっています。

また、神奈川県にあるグランクレール藤が丘ケアレジデンスは、天然温泉の檜風呂やリハビリガーデン、ビューティーサロンなど、共用設備が豊富です。

毎食選べるメニューや季節行事に合わせたイベント食も提供され、食事の楽しみも大きな魅力となっています。

これらの施設を活用すれば、外出せずに施設の中だけで、十分に充実した生活を送れるでしょう。

提携病院による健康サポートなどがあり安心できる

シニア向けマンションは、健康サポートが充実している点も大きな魅力です。

例えば、大阪府堺市南区にあるマスターズステージ泉ヶ丘では、近隣に近畿大学医学部および近畿大学病院が移転予定であり、これにより医療体制がさらに充実することが期待されています。

また、JR大阪環状線の桜ノ宮駅近くに位置するサンフォーリーフタウン桜ノ宮では、24時間有人管理による緊急対応や提携病院による健康サポートが提供されています。

このように、健康面でのサポートが整っているシニア向けマンションは、老後生活における医療の心配を軽減してくれるでしょう。

今の家のままで住み続ける方が良い場合もある

先述したように、安心・安全の老後生活を送る上でシニア向けマンションは大変魅力的な選択肢です。

しかし、資金面や環境面など、状況次第ではシニア向けマンションに住み替えず、今の家に住み続ける方が良い人もいます。

特に、愛着のある家や周辺地域との人間関係が大切な場合は、無理に引っ越さず、現状を維持する選択も持っておきまそう

まとめ

シニア向け分譲マンションの購入は、老後の快適な生活を目指す方にとって重要な選択です。しかし、本記事で紹介したように、購入後に後悔する声も少なくありません。

後悔しないためには、複数の物件を比較し、予算や資金計画をしっかりと立てることが重要です。

まとまった資金を作るために、持ち家の売却を検討するのも一つの方法です。相続対策にもなるので、一石二鳥でしょう。少しでも高く持ち家を売りたい方は、イエカカクでまずは査定してみてくださいね。

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この記事を書いた人

2017年よりWebマーケティングに従事。リースバックや不動産、相続、老人ホーム、介護などの領域にてメディアを展開。月間PV100万以上を誇るメディアを複数育て上げ、企業のブランディングに貢献。シニア層の深刻な悩みを目の当たりにし、セカンドライフ応援協会を発足。現在、シニア向けWEBメディア「えんがわ」を運営中。

好きなもの:旅行とペットのリクガメ

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