60代からの膝の痛みに｜後悔しないサプリの選び方とおすすめ3選

「もう年だから…」と膝の痛みも仕方ないと諦めていませんか？

60代に差し掛かると、関節の中でも特に膝の痛みを感じ始める方が急増します。

• 「まだ旅行も楽しみたい」
• 「家族に迷惑をかけたくない」

そんな想いを応援するために、この記事では60代に合う膝サプリを厳選して紹介します。

60代が膝の痛みを感じやすくなる理由とは？

では、まず初めに、サプリを選ぶ前に膝の痛みを感じやすくなる理由についてみていきましょう。なぜ、60代を超えてくると膝の嫌味を感じやすくなるのでしょうか？

加齢による軟骨のすり減り

1つ目の理由は、「加齢による膝の軟骨のすり減り」です。

その詳しいメカニズムとしては、以下の3つが挙げられます。

軟骨の変性

年齢を重ねるにつれて、軟骨の主要成分であるプロテオグリカンの構造や分布に変化が生じ、軟骨本来の弾力性や耐久性が徐々に損なわれていきます。この変性は関節の可動性低下や違和感の原因となることがあります。

水分量の減少

プロテオグリカンの機能低下に伴い、軟骨に保持される水分量も減少します。これにより、関節における衝撃吸収や滑らかな動作を支えるクッション機能が失われ、歩行や屈伸時の関節負荷が増加し、痛みを発してしまうのです。

軟骨細胞の働き低下

加齢や炎症の影響で、軟骨細胞（軟骨芽細胞）の代謝機能が低下し、コラーゲンやプロテオグリカンといった軟骨構成成分の産生が減少します。その結果、軟骨の自己修復能力が著しく衰え、関節の摩耗や変形が進行するのです。

筋力・柔軟性の低下

60代を超えてくると筋力も衰えて少しずつ減少していきます。また、それに加えて、年齢を重ねることで、体の柔軟性もなくなってきます。

それらの理由から、膝関節を動かしにくくなることで、膝に痛みが生じることがあるのです。膝の痛みを感じ始めたら、ストレッチや軽い筋トレを行うことで、膝痛の予防・改善につなげることができます。

膝の痛みは、悪化すれば歩けなくなってしまうことも十分にあり得ます。少しでも違和感や痛みでも感じたら、医師や専門家に相談するようにしましょう。

生活習慣の影響（姿勢・体重増）

60代を過ぎて、膝の痛みが増してしまったり、痛み出したりしてしまう原因の1つとして、生活習慣の影響などが挙げられます。

加齢によって、姿勢が悪くなる傾向があり、猫背や円背になりやすいのもこの年齢からとされています。関節の硬直や骨密度の低下などが姿勢が悪くなってしまう主な理由とされており、身体の不調にも直結しやすいので、姿勢良く過ごすことに気をつけるだけでも、膝などの関節痛は和らぎます。

また、60代を超えると忙しなくしていた仕事や家事から解放され、忙しくする必要がなくなるタイミングでもあります。仕事で外回りをしていた方などは、特に体重が増えてしまう可能性もあるでしょう。そうなると、体重を支える膝に負荷がかかり、痛みや違和感につながってしまいます。

より、今までの生活よりも気をつけて過ごし、筋トレやストレッチなどをして、体重を増やさない努力をしましょう。

膝サプリは60代でも意味ある？｜医師や専門家の見解

膝サプリは、60代でも飲んで意味があるの…？もう今更飲んでも加齢が原因だし、意味ないんじゃ…。と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

ここからは、医師や専門家の「膝サプリ」の見解についてみていきましょう。

膝サプリって本当に効くの？

膝サプリの代表成分であるグルコサミンやコンドロイチンには、関節のクッションとなる軟骨成分を補う働きが期待されています。

ただし、これらの成分によって“すぐに痛みが改善する”といった即効性を裏付ける結果が少ないため、本当に効くかどうかはまだはっきりしていません。特に日本の整形外科や専門クリニックでも「効果がはっきりしない」とする見解が多く見られます。

とはいえ、長期間継続した摂取によって実感を得られる人もおり、痛みが中等度〜重度の方の一部には改善が見られたという海外研究も存在します。体質や状態によって個人差があるため、「効かない」と決めつける前に、自分に合った成分や摂取方法を見直すことが大切です。

サプリと医薬品との違い

では、次に膝サプリと医薬品の違いについて、解説していきます。

膝サプリは、主に「健康食品」の類となり、栄養補助を目的としています。一方で、医薬品は病気の「治療」を目的としているのもので、有効性や安全性に関する厳格的な審査を通過しているのが特徴です。

このような違いがあるのは購入前に認識しておくと安心でしょう。

また、サプリを選ぶ際は、開発会社や販売会社が独自で研究や臨床試験などをして、有効性が証明されているものを購入するのがおすすめです。公式サイトに掲載されていれば、問題ないので購入前に一度確認してみてくださいね。

研究で期待される成分の効果

以下は、厚生労働省が発表した「コンドロイチン」と「グルコサミン」の海外の研究発表の内容です。日本人には当てはまらない場合もあるので、それを踏まえてお読みください。

参考：厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

膝サプリに多く含まれる「グルコサミン」や「コンドロイチン」といった成分については、関節の痛み改善に関する科学的根拠は、現時点ではまだ十分とは言えません。

特にサプリメントの場合、含有量が医薬品に比べて少ないことが多く、効果を実感するには長期的な継続が前提となるとも言われています。また、日本の整形外科専門医の見解などを見ても、「効果を明確に示すのは難しい」とされており、人によっては実感が得にくいケースもあるようです。

そのため、「すぐに効く」と期待するのではなく、あくまで日々のケアの一環として、気長に付き合う必要があるのが現実的なスタンスといえるでしょう。

60代が選ぶべき膝サプリのポイント

ここでは、60代が選ぶべき膝サプリのポイントについて、詳しく紹介していきます！

膝に良いとされている成分配合のサプリや継続がしやすい条件の見方などをみていきましょう。

膝に良いとされる成分が配合されている

膝に良いとされている成分としては、以下の５つがあります。

グルコサミン

グルコサミンは、軟骨の主成分であるアミノ糖の一種で、関節の構造維持や滑らかな動きを助ける成分です。加齢により減少することがわかっており、不足すると関節の動きに影響を及ぼす可能性があります。

エビやカニなどの甲殻類に多く含まれますが、アレルギーがある方は注意が必要です。サプリメントとして補うことで、歩行や運動時の関節負担を軽減しやすくなるとされており、日常的に膝に負担を感じる方におすすめです。

コンドロイチン

コンドロイチンは、軟骨や腱、靭帯などに多く含まれるムコ多糖類で、水分を引き寄せる性質があります。これにより、関節に必要な柔らかさやクッション性を保つ役割を担っています。

骨と骨の摩擦を和らげる働きがあるため、「階段の上り下りで膝が痛む」「ごりごりと音がする」といった悩みを感じる方に適しています。継続摂取することで実感しやすいため、毎日のケアに取り入れてみるとよいでしょう。

非変性II型コラーゲン

非変性II型コラーゲンは、鶏の軟骨から抽出され、本来の立体構造を保ったまま摂取できる特別なコラーゲンです。この構造が、体の免疫反応を調整する「経口免疫寛容（オーラルトレランス）」という仕組みに働きかけることで、関節の炎症や違和感の軽減が期待されています。

運動をよくする方や、年齢によって膝に不安を感じ始めた方にはおすすめの成分で、関節のスムーズな動きをサポートしたい方にぴったりです。

プロテオグリカン

プロテオグリカンは、膝関節の軟骨や皮膚、目の角膜などに存在する重要な糖タンパク質です。水分を保つ力が高く、関節の弾力を保つ働きがあります。ヒアルロン酸やコラーゲンとともに、軟骨の構造を支え、関節の衝撃を吸収するクッションのような役割を果たします。

年齢とともに関節の潤いが減り、曲げ伸ばしの際に違和感を覚える方には、プロテオグリカンが心強い味方になります。サプリメントとして取り入れることで、関節の柔軟性を維持し、毎日の動作をサポートすることが期待されています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、関節液に多く含まれ、潤滑油のような働きで関節の動きをスムーズに保ちます。軟骨の保水性を高め、関節への衝撃を和らげるクッションのような存在でもあります。

年齢とともに体内のヒアルロン酸は減っていくため、「朝のこわばり」や「歩き始めの違和感」といった症状が気になる方には、サプリメントでの補給がおすすめです。体の内側から関節の環境を整え、快適な日常動作を後押ししてくれます。

継続しやすい価格・飲みやすさ

継続しやすい価格であるか、薬の頻度や量、臭いや形状など自分に合ったサプリを選んで、少しでも継続できるようしましょう。

価格であれば、1袋の単価は財布にも優しい金額であることが推奨されます。また、定期便の購入であれば、初回だけ安く設定されていて、2回目以降は定価のままの場合もあるので、定期便を購入する方は確認をしましょう。

飲みやすさは、口コミなどを確認してから決めると安心です。錠剤であれば、粒の大きさや臭いなどの口コミを確認しましょう。グルコサミン成分の入ったサプリは少し魚のような独特の臭いがしたりするので、注意が必要です。また、1日の摂取頻度や量も確認し、忘れないものを選ぶのがおすすめです。

国内製造・第三者機関の検査済みなどの安全性

サプリは毎日体の中に取り入れるものだからこそ、「どこで、どのように作られているか」がとても大切です

安心して使い続けるためには、製造環境や品質管理のチェック体制もしっかり確認しておきたいポイントでしょう。多くの国内メーカーでは、GMP認定（※）の工場で製造されたり、原料の品質を一定に保つための成分分析を第三者機関に依頼したりするなど、徹底した管理体制のもとで製造が行われています。

中には、放射性物質検査や重金属検査を行っているメーカーもあるので確認してみましょう。こうした「見えない部分の信頼」が、安心して長く続けられるサプリ選びのカギとなります。購入前に、公式サイトなどで安全性に関する情報を確認しておくのがおすすめです。

実際に選ばれている！60代におすすめの膝サプリ3選

では、ここからは60代の方におすすめの膝サプリを3つ紹介していきます。

錠剤や粉タイプのものなど、バラエティ豊かに厳選したので、価格や成分、飲みやすさなど自分に合った膝サプリを見つけてみてくださいね！

体験談｜飲んで変化を感じた60代の声

膝サプリと一緒にやりたい、無理のない膝ケア習慣

ここでは、膝サプリの摂取とともにやっていきたい、ケア習慣について紹介していきます。

膝の違和感を感じている方や痛みで病んでいる方は、少しずつ試してみてくださいね！

軽いウォーキング

運動不足によって膝の痛みを感じている方は、軽いウォーキングから始めてみてください。家の周辺を散歩してみる、少し遠出して旅行気分で少し散策しながら歩いてみるなど、楽しみながら日常にウォーキングを取り入れてみてみましょう。

膝関節が硬化していたり、筋力がなくなってしまっている場合などは少しずつ試していくことで将来的に緩和が期待できる可能性もあります。

筋トレ

筋力不足を感じている方は、スクワットなどの筋トレも取り入れてみてるのがおすすめです。

筋トレをすることにより、膝周辺の筋肉がつくことで膝の安定性を保ち、痛みが緩和する場合もあります。特に、太もも周りの「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「大臀筋」などを鍛えることが良いとされています。

軽いストレッチやスクワット、レッグカールなどを行い、筋肉をつけていきましょう。痛みがひどい場合などは、無理な運動は避けて医師や専門家に相談することをおすすめします。

食事改善

膝の痛みの緩和には、食事改善も非常におすすめです。食事改善を行う場合は、カルシウムやコラーゲン、タンパク質、オメガ3脂肪酸などの成分を摂取するようにしましょう。

骨や筋肉をサポートしてくれる栄養がたっぷり含まれた食材です。味噌汁や煮物など、いつものおかずにちょい足しするのもおすすめです。

まとめ

60代を迎えると、膝の痛みや違和感は多くの方が感じるお悩みのひとつです。加齢によって軟骨がすり減ったり、筋力が低下したりすることで、歩行や階段の上り下りがつらく感じるようになります。

日常の食事や適度な運動に加えて、サプリメントを上手に取り入れることで、関節の健康を内側から支えることができます。ただし、サプリは医薬品とは異なり、即効性があるものではありません。信頼できる成分・製造環境で作られた商品を、継続的に取り入れることが大切です。

「最近ちょっと膝が気になるな…」と感じ始めたら、それは身体からのサイン。今からできるケアを少しずつ始めて、これからの毎日を快適に歩んでいきましょう。