子どもたちも巣立ったし、
そろそろ家の相続について考えなきゃね…
実家の相続については家族で
しっかりと話し合わないとね!
相続って何に気をつければいいんだろ?
実家の相続は、人生の中でも一度あるかないかのことなので、よくわからないことも多いでしょう。
不動産の相続はやり方を間違えてしまうと、損をしてしまったり相続トラブルにつながることも少なくありません。
- 実家の相続を考えている人
- 家の売却を検討している人
- 相続トラブルを避けたい人
この記事では、実家の相続をするにあたってやってはいけないことを5つピックアップして紹介していきます。現在、実家の相続を考えている方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。
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やってはいけない実家の相続5選
トラブルが起きがちな実家の相続ですが、その中でもやってはいけないことが大きく5つほどあります。実家について何も把握せずに相続してしまうと、後悔してしまうかも知れません。
ここでは、やってはいけない実家の相続について5つ紹介していきます。
①相続後の実家をどうするか決めずに相続した
まず、やってはいけない実家の相続の1つ目としては、相続後の実家をどうするか決めずに相続したといったことが挙げられます。
実家の活用なのか、売却なのかを決めずに相続してしまうと、そのまま何も決まらず実家を放置するケースも少なくないのです。その間は、もちろん家の維持費や固定資産税などの税金はかかってきます。
現在では、空き家に関する規定も厳しくなってきていて、空き家の管理を怠った場合は、
行政から最大50万円の罰金
が課されることもあるのです。
そうならないためにも、相続前に実家をどう活用するか、売却するのかを決めておく必要があります。
②相続後に放置している
2つ目にやってはいけない実家の相続は、相続後に実家を放置してしまっていることです。前述でも少し触れましたが、実家を放置するリスクは思いのほか大きいのです。
家を放置して誰も住まない家になると、急速に建物が劣化し始めます。長期間の放置が進むと、倒壊するレベルになることもあるので、注意しましょう。
誰も住まない家は湿気がこもり、害虫や害獣の住処となります。また、庭の草木が生えたり腐ったりすることで、建物にも悪影響を及ぼします。
傷んだ家は内側から脆くなっているため、台風や地震などがあれば小さくても、壊れる可能性が高くなってしまうのです。
③とりあえず解体する
3つ目のやってはいけないこととしては、実家をとりあえず解体してしまうことです。何も考えず、相続後に特に使わないからと解体してしまうと、とんでもない支出になってしまう可能性が高いのです。
詳しく説明すると、まず戸建ての家の解体は相場で約200万円前後といわれています。さらに、解体後は土地だけ所有するとなれば、更地の固定資産税は住宅用地の
約6倍
にも跳ね上がってしまいます。
戸建ての固定資産税がおおよそ10〜15万円程度とされているので、建物を解体することにより60〜80万円ほどまで上がります。
このように相続で使わない家だからといって解体してしまうと、大損してしまう可能性があるのです。解体する前に、居住や売却などを検討してみてください。
④現物で共有分割した
やってはいけない実家の相続の4つ目は、実家の現物での共有分割が挙げられます。
相続トラブルの中でも最も多いとされているのが不動産関係のトラブルです。特に、実家の共有分割は揉めがちでしょう。
その理由としては、実家を共有名義にすることで、売却や貸出、活用などを考えた時に、全員の同意が必要になるからです。
意見が食い違ったり、連絡が思ったように取れない親族の場合、何年間も何も進められず固定費だけをずっと支払い続けているといったケースの相続トラブルも多いので、現物分割は注意が必要です。
⑤相続登記していない
5つ目の実家の相続でやってはいけないことは、相続登記をしないことです。令和6年4月から相続登記についての規制が厳しくなり、罰則なども課せられるようになりました。
実家を相続した場合は、3年以内に相続登記が必要になります。申請すべき義務のある人が申請を怠ったと判断されると、10万円以下の罰金を処するとしているのです。
今までは、相続登記も任意だったのでしてもしなくてもどちらでも良かったですが、現在は必ずする必要があります。
相続人が複数いる場合は、司法書士などのプロに依頼してお任せするのが無難でしょう。つい忘れていて、3年を過ぎていたなどとなれば、過料の支払いももったいないので相続されたらすぐに手続きするようにしましょう。
実家は相続前に売却が最善
実家の相続について話し合っているご家庭は、売却も視野に入れておきましょう。前述した通り、相続トラブルが一番多いのは、不動産の相続です。現物分割をすることにならないためにも、相続前に現金化しておくのがおすすめです。
生前贈与は、早ければ早いほど減税効果があると言われています。現在の日本の現状では、減税される可能性は低く、しばらくは増税が続くでしょう。
そんな中、相続先をゆっくり決めていると、いざ当人が亡くなって相続したときには、今の何倍もの相続税を支払わなければならなくなったといったことも考えられなくないのです。
実家の売却を検討しているなら、「不動産一括査定のイエウール」がおすすめです。相続前に売却し、現金化しておくことで生前贈与もでき、相続トラブルが起こることもすくなくなります。
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家の売却の際は、複数見積もりが大切です。複数社見積もって、どれくらいの価格帯で売却が可能なのかを知ってから、不動産会社を探すと安心して売却先を見つけることができるでしょう。
現在、実家の売却を考えている人は、ぜひイエウールで一括査定してみてくださいね!
実家の相続前にやっておきたいこと
相続トラブルを防ぐためにも、実家の相続前にやっておきたいこととして、4つのポイントをピックアップしました。
詳しく解説するので、参考にしてみてくださいね!
生前贈与をしておく
前述でも少し触れましたが、生前贈与は税金面でもトラブル対策のためにもとてもおすすめです。
現在相続について話し合っているご家庭などは、生前贈与も視野に入れておくのが良いでしょう。自分が亡くなったあと、子どもや親族が仲違いしてしまうのは、とても悲しいことです。
少しでも安心して余生を過ごせるように、事前にいろいろ話し合っておきましょう。
相続放棄も考えておく
実家が売却も活用も特にできなさそう、といった場合は相続放棄も考えておくと良いです。実家を相続放棄する場合は、必要な費用や書類を準備し、司法書士などの専門家に相談して手続きを進めます。
使えない実家を相続するのは、固定資産税や維持費もかかるので、あまりおすすめできません。
そうなる前に、高値で売れなくても売却を検討したり、所有者の死後も誰かが居住を続けるなどを決めておいてください。
相続後の実家の活用を家族で話し合っておく
実家の相続については、家族で継続して話し合っていくのが一番重要ともいえます。
相続後、どのように活用するのか、売却であればい度のタイミングで売却するのかを定期的に話し合い、相続について決めていきましょう。
所有者である自身も、年を重ねてきていつどうなるかわからないことも考えられます。災害や事故などがあれば、急にそういったタイミングがやってきてしまうので、しっかりと日頃から家族で話し合っておきたいですね。
遺言書の作成
相続前にやっておきたいこととしては、遺言書の作成についても忘れてはいけない事柄です。
死後、遺言書がなければ、残された人たちは相続がどのように誰にされるのかが分からず、途方に暮れることになります。
また、遺言書がないことで相続トラブルにも発展する確率がグンと上がるので、必ず公的な遺言書を作成しておきましょう。
相続した実家を手放したいなら
現在、相続した実家を手放したいと考えている方は、特に以下の2つを注意して売却を進めていきましょう。
手放すタイミングも大切
相続済みの実家を手放すなら、すぐにでも売却するのをおすすめします。
相続してから3年10ヶ月以内に売却することで、相続税の支払いが軽減される仕組みがあり、「取得費加算の特例」と呼ばれる制度を活用することができるのです。
また、固定資産税も毎年発生するので、売却は早ければ早いほど、資金的な負担はなくなります。
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賃貸に出すのも一つの手
相続した実家は、売却だけが手ではありません。立地や条件が良ければ、賃貸に出してみるのも良いでしょう。
賃貸オーナーになれば、家賃収入としての収入源も増えるので、活用していない実家をどうするか悩んでいる方は、ぜひ賃貸も検討してみてください。
最近では、リモートワークや働き方改革の背景から、地方移住をする人も少なくありません。都心部でなくても、空き家バンクなどに登録しておくと賃貸してくれる人も現れるかもしれません。
まとめ
この記事では、やってはいけない実家の相続について紹介してきました。実家の相続と一言で言っても、そう簡単なものではなく相続人が多ければ多いほど、複雑にもなります。
実家の所有者が亡くなったあと、トラブルにならないためにも不動産の相続については、早めに対処しておきましょう。
すでに相続している実家を所有している場合、売却や賃貸なども視野に入れつつ活用方法を検討していってくださいね。
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