老後まで賃貸住みだと後悔する?そう言われる理由を徹底解明!

賃貸と持ち家

このまま賃貸住みのまま老後を迎えていいのだろうか?持ち家があった方が安心なのかな…

定年を迎えるにあたり、今後の住まいに関する選択は慎重におこなわなければなりません。

なぜなら、後になって「やっぱり賃貸にしたい」「やっぱり持ち家にしたい」と思っても、実際にそれを叶えるハードルはかなり高いからです。

老後の住まいに関して、「あの時きちんと調べておけばよかった!」と後悔する人が少なくありません。

この記事がおすすめの人
  • 賃貸住みで老後を迎えて大丈夫なのか知りたい
  • 賃貸と持ち家の違いを知りたい
  • 自分や賃貸向きか持ち家向きかを知りたい

そこで、本記事では賃貸住みを続けることで後悔するかもしれないことや、今からでも持ち家を購入するべきかどうか、また賃貸向きの人・持ち家向きの人のそれぞれの特徴についても紹介します。

定年を前にして最適な住まいの選択肢を見つけたい方は、参考にしてください。

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目次

老後まで賃貸住みだと後悔すると言われる理由

「賃貸の方が何かと楽だ」という人もいますが、老後は少し事情が異なります。そこでまずは老後まで賃貸住みを続けた場合に後悔すると言われる理由を3つ紹介します。

家賃の支払いがずっと続く

後悔する理由の一つに、家賃の支払いが一生続くことがあります。年齢とともに収入が減少しても、家賃の支払いがなくなることはありません。固定資産税や維持費がかかる持ち家と比較しても、その負担は大きいです。

また賃貸の場合、家賃にはオーナーの利益や固定資産税も含まれているため、持ち家の方が総合的な支出は少ない傾向にあります。

そのため、老後の安定した生活を考えると、賃貸よりも持ち家の方が安心と感じる人が一定数います。

家族に残せる不動産資産がない

不動産は大きな資産です。持ち家がある場合、将来的な相続や贈与の際、家族に残せます。

しかし、賃貸住みではそのような資産を残せません。家族に資産として残せるものがないことに対して、後悔を感じる人も少なくありません。

賃貸だと家の自由度が低い

賃貸住みの場合、家の内装や設備に関して自由に手を加えることが難しいです。持ち家であれば、自分の好みに合わせてリフォームや改装を行うことができ、住み心地を向上させることが可能です。

しかし、賃貸住みではそういった自由度が低く、快適な住環境を作り出すことが制限されます。

そのため、「持ち家だったらもっと自由に家を改装できたのに!」と後悔する人もいます。

老後に賃貸で暮らすメリット・デメリット

老後に賃貸で暮らすのが100%ダメなわけではなく、メリットもあります。そこでここでは、老後に賃貸で暮らすメリット・デメリットを解説します。

メリット

相続に困らない

賃貸住みの最大のメリットの一つは、相続問題が発生する可能性がないことです。持ち家があると、相続や遺産分割において家族間でのトラブルが発生する可能性があります。

しかし、賃貸住みであれば、こうした問題を避けることができ、家族に余計な負担をかけずに済みます。

税金や修繕費などの維持費が不要

賃貸住みの場合、固定資産税や大規模な修繕費といった維持費が不要です。これにより、毎月の家賃以外の大きな出費を抑えられます。

特に年金生活に入った際、予想外の修繕費用などが発生するのは経済的な負担が大きいです。

バリバリ働いていたころと比べて老後は収入が少ない傾向にあるので、予期せぬ出費がないに越したことはないでしょう。

収入や環境によって気軽に変えられる

賃貸住みは、生活環境や収入の変化に応じて住む場所を気軽に変更できる身軽さがあります。

例えば、体調の変化や家族構成の変化に合わせて、より適した住環境に移り住むことが可能です。また、老後に趣味や生活スタイルに合わせた住まい選びが自由にできる点は、大きな魅力と言えます。

デメリット

家賃の支払いが発生する

賃貸住みの最大のデメリットは、老後も家賃の支払いが続くことです。年金生活に入ると収入が減少し、毎月の家賃支払いが経済的な負担となることがあります。

持ち家の場合は住宅ローンが完済すれば、固定資産税や維持費以外の支払いは基本的に不要となりますが、賃貸では家賃が一生続きます。

定年をすぎると賃貸契約が難しくなる

老後に賃貸物件を新たに借りるのは、難しいことがあります。高齢者は収入が減少することや健康状態が不安定になることから、貸主が入居を躊躇する傾向があるためです。

実際、国土交通省の調査によると、加齢とともに保証会社の審査に落ちやすくなることがわかっています(下図参照)。

また、保証人を立てることが難しい場合もあり、入居審査が厳しくなることが一般的です。

引用:家賃債務保証の現状|国土交通省 

高齢になるにつれて住みにくくなる

バリアフリー完備の賃貸物件は、もともとの数が少なく、需要が高いため家賃が上がる可能性があります。

一方、持ち家であれば、自分のライフスタイルや体調に合わせてリフォームが可能です。特に、バリアフリー化や手すりの設置など、老後の生活を快適にするための改修が自由にできる点は、持ち家の大きな強みです。

老後でも持ち家は買うべき?

同様に、老後に向けて持ち家を買うメリットとデメリットを紹介します。

老後に持ち家を買うメリット

相続税対策になる

住宅を購入することには、相続税の軽減効果があります。2015年1月に相続税の基礎控除額が以下のように改定され、多くの人が相続税の対象となるようになりました。これにより、相続税の負担が増える可能性が高まったのです。

【遺産に係る基礎控除(2015年1月改定)】

改定前:5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)

改定後:3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

その点、不動産の評価額は固定資産税評価額に基づいて計算されるため、現金を保持している場合よりも低く評価されます。

つまり、相続をするなら現金よりも、不動産に換えて相続した方が相続税の負担が小さいのです。

さらに、所有者がその不動産に居住している場合は「小規模宅地等の特例」が適用されるため、330平米までの土地は評価額が80%減額されます。

【小規模宅地等の特例(2015年1月改定)】

改定前:限度面積240m²(減額割合80%)

改定後:限度面積330m²(減額割合80%)

このように、定年後に家を購入することは相続税対策となる可能性が高いです。

高齢になった時のことを考えて家を建てられる

定年後に家を購入する際は、老後の生活を見据えた住環境を選ぶことが可能です。

例えば、広すぎる戸建て住宅から管理がしやすい小規模なマンションに引っ越すことも考えられます。

また、将来的に車を手放すことを考慮して、公共交通機関が便利なエリアに住む選択もあります。これにより、老後の生活を快適に過ごすための環境を整えることが可能です。

家族がいる場合は資産になる

定年後に家を購入することには、家族に資産を残すというメリットもあります。特に、都市圏に位置する価値が安定しているマンションなどを購入すれば、将来的に高い資産価値を維持できる可能性があります。

さらに、居住以外にも賃貸として活用し、家賃収入を得ることもできるでしょう。

持ち家を買うデメリット

住宅ローンが短く毎月の支払いが高額になる

定年後に住宅を購入する際、住宅ローンを組むことが難しいケースがあります。金融機関は高齢者に対してローンを提供する際、返済能力やリスクを厳しく審査するためです。

また、借入期間が短くなるため、月々の返済額が高くなる可能性もあります。これにより、老後の安定した経済状況を維持しにくくなる場合があります。

住み切る前に手放す可能性も高い

定年後に家を購入した場合でも、その家にずっと住み続けられるとは限りません。

健康状態が悪化するリスクは避けられず、子供が高齢の親との同居を希望するケースも増えてきます。

また、病気や怪我により、入院や福祉施設への入居が必要になることも考えられます。

賃貸住まいであれば、契約を終了して引っ越すことは比較的容易ですが、持ち家の場合は売却や賃貸に出す手間がかかり、住み替えが難しいことがあります。

持ち家?賃貸?自分の老後はどっちが向いてる?

結局、賃貸と持ち家はどっちがいいの?

と疑問をお持ちの方のために、「賃貸に向いている人」と「持ち家に向いている人」の特徴をそれぞれ紹介します。

賃貸の方が向いている人

賃貸住まいが向いているのは、以下のような方々です。

  • 常に自分に合った住まいを選びたい
  • 家以外にお金や時間を使いたいものがある
  • 退職後も体力的・経済的に余裕がある

引越しを伴っても、老後に最適な間取りやエリアを選びたい方には、賃貸住宅がおすすめです。住まいに対するこだわりが低い場合も、賃貸の方が向いているでしょう。

ただし、老後も賃貸で暮らすには、家賃を支払うための経済的な安定や引越しの際の体力が必要です。これらに不安がある場合は、持ち家を検討することも良いでしょう。

「いまは持ち家だけど、自分は賃貸の方が向いている」という方は、ぜひこの機会に自宅の売却を検討してみてください。

なお、当サイトがおすすめする東証プライム上場企業『SRE不動産』では、

  • 30代男性が埼玉県の2LDKマンションを5000万円で売却
  • 50代男性が神奈川県の4LDK戸建を7000万円で売却
  • 40代男性が東京23区内の4LDKマンションを1億円で売却

など、数多くの売却実績があります。SRE不動産に自宅の売却を相談したい方は、以下のボタンよりお問い合わせください。

持ち家の方が向いている人

持ち家が向いているのは、以下のような方々です。

  • ゆとりのある住まいでのんびり過ごしたい
  • 近所付き合いを大切にしたい
  • 退職後の居住費を抑えたい

住み慣れた家でゆとりのある老後を過ごしたい方には、持ち家がおすすめです。

長く住んでいる持ち家であれば、近隣の人々との関係も築かれており、助け合いながら暮らすこともできるでしょう。近所の人が同年代であれば、退職後に一緒に趣味を楽しむことも可能です。

また、持ち家なら住宅ローンを完済すれば居住費の負担が軽減され、夫婦での暮らしに余裕が生まれます。

大きなリフォームも退職前に済ませておくことが理想的です。出費を抑えて老後を過ごしたいと考える方には、持ち家が適しています。

ただ、持ち家が向いている方の中には、「今は目先のお金が必要だから家を売るしかない。でも家を出ていくのは嫌」という方もいるでしょう。

そんな方におすすめしたいのが「リースバック」です。リースバックであれば、自宅を売却してまとまった資金を得ながら、賃貸契約をすることで今の家に住み続けることが可能です。リースバックに関する詳細は、ぜひ以下のサイトを参考にしてみてください。

まとめ

老後に賃貸住みを続けるか、持ち家を購入するかは重要な選択です。よく知らずに選択すると、近い将来「あの時買っておけばよかった」「あの時売っておけばよかった」と、後悔する可能性があります。

賃貸と持ち家、どちらにもメリットとデメリットがあるので、本記事で紹介した内容を参考に、どちらが自分のライフプランに合っているか検討してみてください。

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この記事を書いた人

二児を育てるママライター。親の介護、葬儀、相続を経験し、その苦労を知る。超高齢化社会のいま、自分と同じ経験をする人々を助けたいと考え、セカンドライフをサポートするWEBメディア「えんがわ」に参加。

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